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【2026年版】9月も職場の熱中症対策は必要?残暑期に企業が続けたい7つの対策

【2026年版】9月も職場の熱中症対策は必要?残暑期に企業が続けたい7つの対策

9月が近づくと、
「職場の熱中症対策もそろそろ終了していいのでは?」
と考える現場もあるかもしれません。
しかし、熱中症対策の終了時期を「8月末」と日付だけで判断するのは適切ではありません。

厚生労働省の「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」も9月30日まで実施されています。さらに、職場ではWBGT(暑さ指数)を把握し、その値や作業内容に応じて対策を行うことが重要とされています。
残暑が続く9月。
建設、土木、物流、警備、工場、倉庫などの現場では、何を継続すべきなのでしょうか。
今回は、残暑期に企業・現場責任者が確認したい7つのポイントをまとめます。


9月も「日付」ではなくWBGTで判断する

職場の熱中症対策で重要なのが、**WBGT(暑さ指数)**です。
WBGTは気温だけではなく、湿度、風、輻射熱などを考慮して暑熱環境による身体への負担を評価する指標です。
環境省が紹介する日常生活の指針では、
・WBGT25以上28未満:警戒
・WBGT28以上31未満:厳重警戒
・WBGT31以上:危険
とされています。

ただし、職場では作業強度などによって基準となるWBGT値が異なる点にも注意が必要です。
例えば厚生労働省の職場向け資料では、中程度の身体作業でも暑熱順化の状況によって基準値が異なります。
したがって、
「9月だから大丈夫」ではなく、「今日の現場環境と作業内容は大丈夫か」
という考え方が必要です。
WBGTについて詳しくはこちら。

MISSION LAB「WBGT(暑さ指数)完全ガイド」


残暑期に企業が続けたい7つの熱中症対策

1.作業開始前にWBGTを確認する

9月になっても、暑い日は作業開始前にWBGTを確認しましょう。
可能であれば、実際の作業場所で測定します。
屋外では直射日光や地面からの照り返し、屋内でも機械などからの輻射熱によって、一般的な天気予報と現場の暑熱環境が異なる場合があります。
厚生労働省も、実際の作業現場でWBGT値を測定することを基本としています。実測できない場合は、環境省の熱中症予防情報サイトなどを参考にします。

環境省「熱中症予防情報サイト」


2.休憩・給水設備を早く撤去しない

8月が終わったからといって、
・給水設備
・冷房のある休憩所
・日陰
・送風設備
・身体冷却用品
などを一斉に撤去するのは避けましょう。

厚生労働省の基本対策でも、高温多湿作業場所の近くに冷房を備えた休憩場所や日陰などの涼しい休憩場所を設けることが示されています。
残暑が続く間は、暑熱対策設備を維持する。
これが基本です。


3.暑い時間帯に合わせて作業を調整する

残暑期は朝が比較的涼しくても、日中に気温やWBGTが上昇する場合があります。
WBGTが高くなることが予想される日は、
・負荷の高い作業を涼しい時間帯へ移す
・作業時間を短縮する
・休憩回数を増やす
・作業者を交代する
など、計画を柔軟に変更します。

昨日公開した記事でも、今後の気温・残暑の見通しを解説しています。
関連記事:
「【2026年最新】9月まで暑さは続く?気象庁1か月予報から見る今後の天気と残暑の見通し」


4.夏の疲労・睡眠不足も確認する

残暑期に見落としたくないのが、作業者自身のコンディションです。
長期間の暑さによる疲労や睡眠不足が蓄積している可能性があります。
作業開始前には、
・睡眠不足
・食事が取れているか
・疲労感
・二日酔い
・体調不良
なども確認します。
「本人が大丈夫と言っているから」だけでなく、朝礼や作業開始前に周囲から声をかけることも重要です。


5.一人にしない・異変を早く発見する

職場の熱中症では、異変の早期発見が非常に重要です。
厚生労働省によると、過去の死亡災害では「初期症状の放置・対応の遅れ」が多く見られています。
特に暑熱環境では、
・定期的な声かけ
・巡回
・バディ制
・通信機器による連絡
など、作業者の異変を周囲が発見できる体制を作りましょう。


6.熱中症発生時の「報告体制・対応手順」を再確認する

2025年6月1日から改正労働安全衛生規則が施行されています。
対象となるのは、WBGT28度以上または気温31度以上の環境下で、連続1時間以上または1日4時間を超えて実施することが見込まれる作業です。
こうした作業では、
① 熱中症のおそれがある人を早期発見するための報告体制を整備する
② 作業離脱・身体冷却・医療機関への搬送など、重篤化を防ぐための手順を定める
③ その体制・手順を関係作業者へ周知する
ことが求められています。

9月になったから、この仕組みを終了するというものではありません。
対象となる暑熱環境で作業する場合は、引き続き運用します。
制度について詳しくはこちら。

MISSION LAB「熱中症対策義務化で企業は何をすべき?」


7.休憩時に身体を冷却できる環境を残す

水分補給と合わせて、身体に熱をためない環境も重要です。
例えば、
・冷房のある休憩所
・日陰
・送風
・冷たい飲料
・保冷用品
・冷却タオル
などを現場環境に応じて組み合わせます。

MISSIONのHydroActive™搭載製品は、水分を含ませて**「濡らす→絞る→振る」**ことで冷却効果を発揮するため、電源を確保しにくい屋外作業などでも身体冷却をサポートできます。

MISSION クーリングテクノロジー

ただし、冷却用品はあくまで暑熱対策の一部です。
WBGT管理・作業時間調整・休憩・給水・体調確認と組み合わせて使用してください。


9月の職場|5項目だけチェック

現場責任者は、毎日の作業開始前に最低限この5項目を確認しましょう。

□ 今日の現場のWBGTは?
□ 作業者の体調に問題はない?
□ 休憩・給水場所は確保されている?
□ 異変を発見・報告できる体制になっている?
□ 緊急時の対応手順を全員が理解している?


まとめ|暑熱対策の終了日は「カレンダー」で決めない

9月に入るからといって、職場の熱中症リスクが自動的になくなるわけではありません。
残暑期に企業が意識したいのは、
① WBGTを確認する
② 休憩・給水設備を維持する
③ 作業時間を調整する
④ 作業者の体調を確認する
⑤ 異変を早く発見する
⑥ 報告体制・対応手順を維持する
⑦ 身体を冷却できる環境を確保する
ことです。

「9月だから終了」ではなく「今日のWBGTと現場環境で判断する」。
暑さが残る間は、必要な対策を継続しましょう。


参考・外部情報

厚生労働省「職場における労働衛生対策・熱中症予防対策」

厚生労働省「職場における熱中症対策の強化について」

環境省「熱中症予防情報サイト」

※本記事は厚生労働省・環境省などが公表する情報を参考に、一般的な職場の暑熱対策についてMISSION LAB編集部がまとめたものです。各事業場では、実際の作業内容・環境に応じて適切な安全管理を行ってください。


MISSION LAB編集部

MISSION LABは、公的機関が発信する情報をもとに、職場・スポーツ・日常生活などの暑熱対策情報を発信しています。

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